シリコーン前

前回紹介した垂直な穴に2mmの銅線を差し、下部に銅の塊を重り兼湯だまりでシリコーン型にする前段階の準備が完了しました。この時の本体の体勢と角度が非常に重要で、特に今回は耳の空気が抜けることと、かかとに空気が溜まらないようにするのが角度的に相反するため、かなり微妙な角度にしています。
このカタチで後ろにあるプラ板で作った直方体の容器に入れ、そこにシリコーンを注入させます。以前の元々2分割方式の時はシリコーン型の際の囲いはダイヤブロックを使っていました。これは部分的に増減できるためとても便利です。しかしこの新しい「後から分割」方式の場合、シリコーン封入された原型本体を目で見ながら細い刃物でパーティングラインをカットする必要があります。そのためダイヤブロックのようにブロックの目が型にあると見にくいため、1面まるごと滑面で見れるよう、原型のサイズに合わせて、その都度、囲いケースを作ることにしました。これでシリコーンを注ぎ約24時間で硬化するので、明日見てみたいと思います。