かーー。失敗。

このシリコーンの硬化は24時間とされていて、約18時間たった今朝、たのしみに囲いのプラ板をとってみたら、なんと、失敗。ショック。シリコーンの上から見て通常はうっすら本体が見えるはずが、今回は見えないな~とは思ったのだが、まさかこんなことになっているとは。硬化剤の攪拌でできた泡や溶け込んだ空気を抜くために、シリコーンもワクに注いだ後、真空脱泡をします。その時にボッコボコに大きな泡が発生するのだが、その泡で本体がシリコーン内で浮いて銅の重りから抜けてしまったのだと思われます。
かー。まいった。これ硬化に時間がかかるのでショック。
いたしかたないので、やり直すんだけど、まずはシリコーンから本体を救出します。しかしこれも一苦労で、下のように抜き出しの時に力がかかって原型を折ってしまった。

この修理からです。短に接着すればよいだけではなく、その後、折れた個所に跡が全く残らないよう、同じ素材のスカルピーと足りないところはパテと、さらに表面状態を合わせるためサーフェイサーと。
かなり大変なことになりました。実はこの補修、私は技術的にはとても自信があり全く問題ないのだが、なにしろまる1日分戻ってしまったのががっくりです。しかしその中でも、サーフェイサー塗装後の再焼成とか、サーフェイサーの部分塗装など、新たな技術的あ経験もできたので、まあ、よしとして、先ほど再びシリコーンをワクに注入しました。これで明日になれば成功しているかわかります。上からみたところ一回目とは違い、本体が透けて見えるのでたぶん今度はうまくいっているとお思います。
あー、しかしシリコーンの成否よりも、その後のパーティングラインのカットの難易度がとても高い状況になると思うので、そちらが心配だー。