気に入ることの重要性

カレンダーはこの数年、自分で作っています。以前はそれなりに気に入ったものがあったのですが廃版になったのか探せなくなり、その後もかなりいろいろ探索したものの結局、気に入るものが見つけられずに自分で作ることになってしまいました。
作るのはCDサイズのシート状のもので、家ではCD型のスタンドで、会社ではデスクのボードに磁石で付けて使ってます。要は2セット作っています。「シンプルで機能的だけど、かと言って事務的ではなくやや落ち着いた感じ」で、さらにCDサイズとなると既存のものでは探せません。
カレンダーなんて、世の中これだけたくさん、あらゆるものが出回っているにもかかわらず、そして積極的に探そうしているのに、それでも1つとして「これならいいや」と思えるものを探せないなんて少し不思議です。しかしそれだけ「気に入る」ことは重要なんだなと感じます。便利なものや合理的なもの、役にたつものも次々と現れるけど、しかしその中で自分の身の回りに置くことが心地よいと思えるもの、「気にいるかどうか」が結局は一番大事な事のように思います。カレンダーは年間を通じてかなりの回数見ることになるので、見るたびに自分の心地よさがあるものだと、やはりちょっと前向きになり、その小さなポジティブな感覚の集積で物事へのかかわり方も前向きになっていくように思います。
このカレンダー。元はネットで無料素材で開放していたカレンダーデータを、自分でフォントやケイ線の太さや文字色などデザイン全体をオリジナル化したものです。毎年、次年の日付は完全に手作業で組み替えるので実はけっこうめんどくさいのですが、それでも年間通して目にするものなので、年末に頑張っています。