シリコーン型から

11号(まんまる)以降の新手法でのシリコーン型です。はじめから半面づつ作るのではなく、一気にまるごとシリコーンに入れて、後から分割する方法です。この写真の状態から次にパーティングラインを決めながら、カッターで慎重に分割していきます。その際にかみ合いを強くするために切り口をギザギザにしながら分割します。これがかなり集中のいる部分かつ両手と使って作業するため、そのシーンの写真はありません。
実際の型になるときは、この写真とは天地が逆さになり、今、下部にある銅の塊部分が湯口(樹脂の注ぎ口)になって樹脂を流しこむようになります。シリコーンはこの透明性のあるものは少し高価なんだけど、その後からパーティングライン分割の場合は原型ギリギリで切りこんでいくため、やはり透明なシリコーンでないと不可能かと思います。