指が痛い

作品の最終仕上げは、1ぴきづつサンドペーパーを手でかけて触感を含めて完成させます。そのために新兵器を導入しました。集塵機です。もともと別の、ダクトがあるタイプのものを使っていましたが、これはパワーがある分、音がけっこう大きくて、掃除機というほどまでではないけど、家族がいる家の中では多少気になる感じでした。すぐそばで騒音計で測ると70dbくらいはありました。しかしこれはリューターで表面削りをするときには良い吸引力なんですが、手でサンドペーパーをかけるなら、もう少しパワーが落ちても音の静かなものがないかと探しました。いろいろな機種はあるんですが、しかし音についてはたとえ使用シーンの動画があっても本当の音の大きさはわからないので、半ばあてずっぽうで購入してみました。これは元々はネイルデコレーション用のものらしいですが、これにした決め手はスイッチにLowとHighがあったからです。リューターと違って、手がけの場合はそんなに粉塵も勢いはないのでパワーはそんなになくても大丈夫です。
写真がその新兵器で、下の段ボールの台は自分で作ったものです。低い体勢で作業をすると首を痛めるため、なるべく高い目線の位置で作業できるよう専用段ボールスタンドを作りました。
使用感は上々で、音も簡易に図るとLowで60dbくらいなので、ダクトタイプよりは確実に小さくなっています。
この最終の表面仕上げは、どの作品でもほどこす非常に頻度の高い作業なので、それなりに作業環境を整えないと継続できないので、良かったです。
しかし、サンドペーパーを手がかけ続けると指が痛くなります。これも継続して作業でききるよう、持ち方やかけ方、かける強さの加減などを研究していかねばなりません。この最後の仕上げ、ホント大変ですが、でも仕上がるとサラサラの感じがとても気持ちよくなります。