超・強力新兵器

さまざまな研究の結果。微細な気泡と硬化の時に発生する炭酸ガスの気泡、その両方を解決するには、やはり真空脱泡しかないとの結論に至り、再度、研究をしました。

現状の真空脱泡機では真空になるまでに約90秒近くかかり、常圧に戻すには硬化に間に合わないことから、真空ポンプの高出力化と、容器の容積をなるべく減らす、この2つことを同時に追求して真空までの時間を極力速くするしかないと考えました。そこで分速排気量182L(50Hz)、可能な価格の中では最大出力のTASCO、TA150RDを思い切って購入しました。ここで心配だったのは容器(チャンバー)は既存のものを使いたいのでネジ径が合うかどうか。その点も調べに調べ、そのまま使えることが判明しました。さらにチャンバー内の容積をある程度自在に変えられるよう発泡スチロールでチャンバーの形状に合わせた詰め物を作り、ギリギリ容積を減らす努力をしました。その結果。なんと真空までの時間はほぼ25秒と大幅に短縮化しました。写真は新しいTA150RDなんですが、オイルミスト問題もいろいろと書かれているので、排気をそのままホースで誘導して室外へ逃がす装置?をくっつけてみました。

しかし高出力になった分、動作音もけっこう大きいため、防音用のボックスも自作しました。

スチレンボードでボックスを作り、その内側に硬質スポンジのタイルを貼りました。

これでやりますよ。