アップが遅くなりましたが着彩のプロセスを共有いたします。下記の動画をご覧いただけますとおわかりになりますが、白い樹脂の原型に対してベースにアクリル絵具でだいたいの色味と濃度を塗り、その上から色鉛筆で毛並み表現していきます。
ただし今回のトイプードルさんは、今までのネコでは描いたことのない「巻き毛」で、その表現に苦心しました。それでも結果的にはなんとかイメージに近い表現になり、自分としてもまた1つ引き出しが増えた感じです。
これにてこのトイプードルさんは完成です。
今回、初めてワンちゃんの造形に挑戦しました。やはりネコと違って今までの自分の中の感覚ではわからない点も多く、そのたびに資料映像や写真やネット検索で特徴を調べたりしました。しかし作り始めるとネコと変わらず集中はできるし、作っている間に愛着も沸いてきて、自分が想像していたいよりも違和感なく作ることができました。
今後は要望があればワンちゃんの制作も視野にしれても良いかな、とも少し思いました。
なお、目は通常、銀色のステンレス球を使いますが、今回はモデルになったワンちゃんがとても瞳がちでクリクリの目が印象的だったため、何かもっと黒い球はないかと探し、「窒化ケイ素」という材質の球を見つけて使用しました。これはセラミックの部類に入るものらしく、ベアリング用の材料です。これも新たな発見となりました。