レジン注型から完成まで。

寝そべりネコ(ネコ)制作。シリコーン型へ注型して、真空脱泡機で気泡をとり、さらに研削をして仕上げるまです。まずは完成から。

そして以下、プロセスは戻り、レジンの注型のから紹介します。

真空脱泡機は、レジンの硬化開始までの180秒の間で、秒単位のコントロールが必要なので、けっこう集中のいるプロセスです。

レジン原型ができても、パーティングラインを消し、表面全体の質感を整えるため全面をサンドペーパーで仕上げます。けっこう時間のかかるところです。

今回は「白猫」ですが、鼻と指だけは着彩します。

今回の「寝そべりネコ(仮)」は、目をつぶっています。しかし材質のレジンは微妙に光を透過する素材です。すると、目をつぶったくぼみは影にならずに、逆に乱反射で明るくなり、目をつぶっていることがわかりにくくなります。これは今までの作品でも気になっていたところです。そこで今回、新たにその点の表現に挑戦しました。方法は、ライトグレーの塗料をまぜたエポキシ系接着剤を半分程度硬化したところで目の奥に埋め込むという方法です。今の段階では、ベターな方法かなと思ってます。もっと良い方法があるかどうかはさらに研究します。