ネコのひたいは狭いか

16号。ここで一度焼成しました。焼成すると硬化するので、ベースはもう変更は難しく大きな動きはこのセンで進める感じです。いろいろ探ってここに至りました。
以前からそうですが特にこのところは頭部の造形は非常に神経を使って自分のイメージに近づくようにしています。そこでいつも迷うところがあります。額の広さについて。
昔から「ネコのひたい」は狭いことの例えとして有名ですが、しかし私は子供の頃から「ネコのひたいって狭いかな?」とずっと疑問を感じてきました。もちろんネコは大きな動物ではないので、ひたいも絶対的な面積は小さいです。しかし頭部の中のひたいの割合は、私の感覚ではけっこう広く「顔の半分はひたいなんだけどな。これ、狭くはないと思うんだが」とずっと思ってきました。まあ人間の場合は髪の毛があるので、ひたい=おでことアタマの境目はわりとはっきりしているのに対し、ネコはアタマとおでこの境目がなく、目より上はおでこで、そのままアタマになっちゃうので、ひたいのエリアも限定しにくいように思いますが、アタマも少し含めてかもしれないけど、結果的に「ネコのひたい、実は広いと思うんだけど」という私独自の所見に行きつきます。
ということで、この16号ネコの頭部も、今回はおでこ広めに意識して作ってみました。
今、さらにディテールのフォルムや表面の仕上げをしているので、これで明日、サーフェイサーまでできるといいなと思ってます。