ネコチョコ作りの試作再開です。しかしこれは、あまり成功ではありません。溶かしたチョコを型に流し、固まるのを冷蔵庫に入れてしまったのが失敗でした。その後取り出したら、今の気温と湿度でチョコの表面に結露が出てしまいその後乾いても結露の後で表面がややザラザラになってしまいました。次は冷蔵庫は使わずに固めよう。
これ前々から、またネコチョコの研究を再開したいと思ってました。これはレジンの作品作りと同じ技術を使ったチョコレート作りです。原型を作り、それを元に食品用のシリコーンで型どりをして、そこに溶かしたチョコを流します。しかしそこそこ細かい形にしているため型の細部にチョコをいきわたらせるのは簡単ではありません。そこでレジン造形同様、真空脱泡器でいきわたらせます。
このシリコーン型自体は去年作ったもので、その時は1回チョコのテストをしたまでだったのですが、その後、時間がたってしまいました。実は「造形」という次元のテストでもありますが、一方、チョコレートを扱うテストでもあります。ご存じの方には当たり前のことかもしれませんが、チョコレートは熱で溶かして別な型に入れれば出来上がるという単純なものではありません。途中の温度管理の上下などをコントロールしないと、きれいに固まらず、粒子が荒い、そしてやや不完全な固まり方をしてしまいます。この温度コントロールを「テンパリング」というそうで、菓子作りでは常識らしいのですが、私はそこから勉強しながら、そして自分用の湯せんのボールを購入したりしながらのテストです。なおそのテンパリングとは、温度の上げ下げで、チョコの中の分子の並びを整えてきれいに固まるようにする技術のようです。
今シリコーンの型は2つあるので、1回にテストにつき2匹作れます。これを何度か繰り返すうちに、型へのいきわたりで気泡の出ない、そしてテンパリングの上手くいく、きれいなチョコができるよう、まだ練習したいと思います。
これ、ゆくゆくは他のネコポーズも作り、いずれは販売もしてみたいと思ってますが、販売するためには「菓子製造許可」をとったキッチンで、なおかつ「食品衛生責任者」の資格が必要です。ここは追い追い考えていこうと思ってますが、まずは納得のいくネコチョコを作ることが優先です。