ちょっと用事があって実家に行ったとき、物置から昔の作品?を引っ張り出して、少し写真を撮ってきました。これは美大予備校の頃の鉛筆デッサンで、石膏像を描いたものです。我々は「ジョルジョ」と言ってましたが、一般的には、ドナテルロ作のゲオルギウスだっけな。という彫刻です。ホントは全身がある像ですが、それをカットして胸像にしたものが、よく芸大、美大受験のモチーフになっていました。最近は美大受験でどんな出題がされているのかわかりませんが、私が受験した30数年前は、デザイン科の受験では石膏デッサンがポピュラーだったため、美大予備校でも年中描いていました。私は2浪しただけあって、なかなか上達が遅く大変でしたが、でもつらくはなかったです。むしろ楽しかったですね。浪人時代は。
このジョルジョのデッサンはまだ良いほうなんですが、他にも何十枚おそらく百枚近くはデッサンはあり、なかり「まずい出来」で、そりゃ受からないのもわかるわ、という感じでした。
こちらは確か「セントジョセフ」と言っていたと思いますが、元の彫刻とかはお恥ずかしながらわかりません。でも美大受験生にはおなじみの像です。
久しぶりに見ると、とても懐かしく、デッサンだけではなく色彩構成などもたくさんありましたが、それらもほとんど覚えているので、やはり体験して消化したものはそれなりに自分の中にしみ込んでいるもんだなと思います。
本日は、少々昔話まで。