着彩の画材で、マーカーを検討。

猫フィギュアの着彩は、昨日、アクリル絵具と色鉛筆を混合で使うことで、だいぶめどが着いてきました。しかしまだ課題は多く、そのひとつがベースの色塗りです。ベースとは、元の樹脂素材の白に対して全体的に茶系など、猫のおおまかな色傾向を彩色することで、ここで広い曲面にあまりムラを作らずに均等に色を塗れるかどうかが重要かつ非常に難しいところです。そしてアクリル絵具をものすごく希釈して薄めることでその問題をある程度クリアしました。

しかし本来はその時点で、完全に均一ではなく、例えば背中側はやや濃いめ、おなか側は明るめなど、階調をつけられるのが理想です。ただしそのグラデーションは、エアブラシではない筆塗りで今の私の技術では難易度が高くうまくいきません。そこで現在はおなかなどの明るめを基準に全体を塗り、濃い色は色鉛筆の彩色でコントロールしています。しかし本当はもっと濃淡の色幅のあるベース、要はおなか側はもっと明るく、背中側はもっと濃く彩色できることが理想です。


そこで何か良い方法がないかな~と思案して情報収集をしていたところ「カラーマーカー」という方法があるかもしれないと思い着いました。COPIC(コピック)というデザイン系のプロ用画材があり、それは非常にデリケートな色がそろっています。元々は30年くらい前にコピー機のトナーの上から描いてもトナーを溶かさず濁らないという特徴でデビューした素材で、アルコール系のマーカーです。ふと思いつき現在の情報を調べたら、今、私がやりたいと思っている、猫フィギュアのベース彩色に使えるかもしれない、と思いはじめました。実はかつてはデザイン画のためにコピックを数十色持っていたのですが、20年以上前で、もう破棄してしまったのか所在不明です。
そこで近日中に(高いので)数本購入して、テストをしてみたいなーと思いはじめました。ちょっと心配なのは鮮やかすぎるかも、という点です。
今日の写真はアクリル絵具の筆と、油性の色鉛筆で、私の今のデスクで毎日使用している画材です。コピックはまだありません。なお今、着彩に使っているのは写真の油性色鉛筆ではなく、水性の別の色鉛筆です。何しろ画材や実験などで、いろいろな事を試すためホントに費用がかかります。が、でも試してみたいです。