17号。仮称「太めネコ」、進展しています。一見、昨日から変わらないように見えるかもしれませんが、かなりディテールをツメています。もちろん一度、焼成しているので硬化しており細かい作業もできるようになってます。
手のひらも彫れました。これはけっこう細かい作業で、ニードルでクルクルと、お祭りの「型抜き」のような要領で掘っていきます。しかし、そのままだといわゆる肉球部分と、それ以外の部分が同じ面上になり、平面的に見えてしまうので、肉球部分以外を、1mmくらいの彫刻刀で削って面を下げます。そうすると肉球が浮き出て、それらしい感じになります。今回は、写真の右側の手が、逆の手でちょうど作業がしにくい向きで苦労しました。でもなんとか彫れて、アセトンで均して(アセトンでわずかに硬化した樹脂粘土が溶けるので、ささくれ状をなくせます)、そしてまた彫るということを繰り返し、ひとまず良さそうな感じまで来ました。
表情は、一度、太らせすぎて、首まわりのボリュームを少しシェイプしたり探り続けて、これも良いところに来ています。これは原型ですが、仮に目のステンレス球を入れて目が合うか試しました。もう少しツメの作業をすれば、サーフェイサーの段階に行かれます。