基本的に、制作の都合よりも作りたいフォルムを優先しようと常に考え、なるべくまずは思ったとおりの形にして作っているのだが、そこで問題発生。しっぽを巻き込むカタチで前足にしっぽを付けたら結果的に貫通部分のある形になってしまった。これ、型が抜けない。型どりのことを考えながら作れば途中で気づくが、そこで作りたい形を我慢することにならないよう、意図的に考えないようにして作ったら、とうとう、これは絶対不可能というもになってしまった。このフォルム優先は毎回かなり難しいことが起きていて特に型どりのシリコーン型にだいたいシワよせが来ます。しかし逆にそのおかげでシリコーン型のパーティングラインなどは、非常に複雑なラインでもなんとか型どりできる技術が上がるという面もありますが、しかし今回はさすがに難しい状況。そこで貫通をなくすため、おなかの毛のボリュームでふさぐ形にもっていこうと思います。んー、なかなか現実のフォルム作りは難しい。
2018年12月28日