寝そべりネコ_シリコーン型まで

ちょっと更新に間があいてしまいました。年末年始で「ねそべりネコ(仮)」は完成していまして。記録の画像、映像も溜まっているので2回くらいに分けてご紹介します。本日はいつもと同じプロセスですが「シリコーン型ができるまで篇」です。

やはりこのプロセスのハイライトは、シリコーン型から原型を取り出す=「シリコーン型の分割」です。毎回言ってますが、レジン造形をシリコーン型から作る場合「両面取り」と言われる方法(私は説明上「初めから二分割法」と言ってます)が圧倒的にポピュラーです。しかしこの方法は例えば複数のパーツを同時に作るなどの場合はおそらく有効かと思いますが、私の場合は1点だけの事なので、もっと効率の良い方法があるはずだ、と考えていました。そしてさまざまな情報の中から、ある造形作家さんが「後から二分割」する方法を用いているのをを書籍で発見して、私もトライするようになりました。

実は、まだまだ研究の余地があり、特に分割するときの道具について検討中です。今まではカッターナイフの刃を長く出して使っていました。これは非常にコントロールしやすいのですがカーブなどで刃がたびたび折れてしまうため、他の道具でと考え、今回は、やや鋭利で細めのペーパーナイフで挑戦しました。結果的には、カッターナイフの刃のように折れることはないですが、しかし幅が太すぎてコントロールが難しいことがわかりました。さて、次回はとうとう必要な条件がわかってきたので、工具自体を自分作ろうかなと考えだしています。