17号「何、食べる?」で、着彩テストしました。画材はアクリルガッシュです。
モデルになったネコに合わせて、茶色系のキジがらなんですが。んー、まだちょっと自分としては。もう一声という感じです。リアルと言えばリアルなんですが、少し汚れたような印象にも感じて。
構造的には、地の色とシマの色のツートーンなんですが、地の色もシマの色も単色の色面では浅くておもちゃのようになるため、そこに複雑な階調を作っているのですが、それが良くもあるし悪くもあるように感じます。手法としてはドライブラシという、筆の絵の具をほとんど拭き落として、最後のカサカサになったところで着色していく技法です。そうすることで点描に近い効果が出て、筆致がほとんどわからないので、毛の感じはよく出るのですが、しかし、その階調を作ることで、逆に少し汚れた感じにも思います。
さて、シンプルでおもちゃっぽくなるリスクと、複雑で汚れっぽくなるリスクの間で、良い感じのトーンを作れるかが、今後の課題のように思います。んー。難しい。
2020年3月9日