新たな仕上げ用機材も導入し、ひととおり仕上げをしたのですが、さらに仕上げの2周目です。1回目の仕上げは全体で進めるので、細部まではいき届かないところもあり、改めて見直すと仕上げとして手を加えたいところが見えてきます。そこで仕上げの2周目です。すでにあからさまなキズや荒れなどはほぼないので、作品に角度のない光を当て、その陰の流れで微妙なフォルムの曲面を見ます。これでより滑らかにするところを見つけてサンドペーパーをかけていきます。
ここでも少し迷うことがあります。フォルムを整理していって象徴的にしていくか、デッサン的な描写のニュアンスを残していくか。今は後者の比重が高めの仕上げをしていますが、ずっと迷っているところです。
ただこのことは、もしより象徴的な方向にする場合は、仕上げの次元ではなく、もともとの原型の時からその作り方をしないと後からでは難しく。次回の新作の時にはより象徴的な方向を考えてみようかなとも思っています。
2019年10月20日