● 全長91mm X 全幅35mm X 高さ59mmくらい。樹脂製。目はステンレス球。
この手法での第一号作品です。
あるきながらこちらを見てるネコ。音もせずに見上げながら近づいて来ます。ごはんが欲しいときは鳴いて訴えますが人が何をしてるのか興味を持って見ているときもあります。
この作品より以前は石粉粘土で、もっと大型の作品を作っていましたが、ここからスカルピーを使って、レジン注型で制作する手法になり、その方法が今のところ良さそうなので、継続しています。
この頃はレジン使用のテストもあり、まずはなるべくオーソドックスなポーズと思い、このフォルムにしました。しかし実際は、4つの足がそれぞれ伸びていてしっぽも別など、それなりに難易度の高いフォルムだったため、逆にさまざまな制作上の経験という意味ではかなり経験値を上げるためにも記念的な作品です。またこの頃はいわゆる肉球部分を個別の小さなパーツをくっつける手法で作ってます。この方法は足の立体感などにはとても良いのですが、肉球のサイズにばらつきが出るとか、ネコの足のニュアンスの追求が難しいなどの弱点もあり、この後の作品では別な手法を模索するため、足の裏は唯一の手法で制作しているものになります。