トイプードルフィギュア制作3

いつも一番の難関。シリコーン分割です。今回もまた新しい新兵器登場です。「折り線ナシ」のカッターナイフの刃、というものを発見しました。このシリコーンを分割する時には、切れ味、刃の長さ、刃の細さ、などを総合するとカッターナイフの刃が一番適任なのですが、しかしその弱点は、「ひねる」力がかかってしまう時にほぼ確実に折れてしまうことでした。それはもともとカッターの刃には折り線があり刃先がにぶった時に折ってリフレッシュするためです。しかしその折り線が仇となって、このシリコーン分割には苦慮していました。

そこで常により良いツールはないものかリサーチしていたら、なんと折り線のないカッターの刃を発見。これは工場などで使用する際に、意図せず刃が折れて扱う商品に混入しないように「異物混入を防ぐためにつくられた刃」です。これは私が探していた理想的な刃で、実際、なかなか快適に使うことができました。

そうは言ってもけっこう、分割するライン(パーティングライン)を決めながらカッティングしたら、今までにないほど複雑な型になってしまいました。これはワンちゃんの耳がヒラっと浮いているためです。耳をアタマに付ける形であればここまで複雑にはならないのですが、動きのある感じにするため、ここは耳もヒラっとさせました。型ではわからないですよね。すいません。